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2011年2月

2011年2月25日 (金)

金曜日はメルマガ,火山に地震に花粉に桜!

 

ども,今年の花粉にてん茶で対抗中の(た)です.

いろいろ盛りだくさんの(ま)のメルマガをどうぞ.

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        お天気Magazine九州               2011.2.24号
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◆新燃岳 12回目の爆発的噴火

 新燃岳では、18日(金)午後6時16分に爆発的噴火が発生しました。噴煙が
火口縁上3,000mまで上がり、大きな噴石が火口から1kmまで飛散したことが
確認されました。これで新燃岳の爆発的噴火は12回目となりました。

 新燃岳の火口内の溶岩は直径600m程度でほとんど変化がなく、時々噴火す
る状態が続いています。

 また、都城市では、16日(水)~17日(木)に20.0ミリ、20日(日)に 2.5ミリ、
23(水)に 2.0ミリの雨が降りましたが、これまでのところ土石流の発生は確
認されていません。


◇観測体制を強化へ

 新燃岳の火山活動の監視を強化するため、来月上旬より、地震計や傾斜計、
空振計、好感度カメラ、降灰量を自動計測する降灰計が、新たに設置される
ことになりました。

 また、土石流の発生に備え、22日(火)に以下の3か所に雨量観測所が設置
されました。

 高原(たかはる):宮崎県西諸県郡高原町大字西麓
 山田(やまだ):宮崎県都城市山田町山田
 霧島牧園(きりしままきぞの):鹿児島県霧島市牧園町高千穂

 これらの地点の雨量データについては、3月2日(水)からホームページな
どで閲覧できるようになる予定となっています。

気象庁
「霧島山(新燃岳)の噴火活動に伴う観測体制の強化について」
http://www.jma.go.jp/jma/press/1102/21a/kirishima110221.html
「霧島山(新燃岳)の噴火活動に伴う雨量観測体制の強化について」
http://www.jma.go.jp/jma/press/1102/21b/110221_temprain.html


[霧島山(新燃岳)上空の風 時系列予測]
http://www.jwaq.gr.jp/jwaq_new/siryou/kirishima/kirishima.html

[気象庁発表の火山情報]
火山活動解説資料など
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/volcano.html
火山の状況に関する解説情報
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/kaisetsu.html
噴火に関する火山観測報
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/gensho.html

[自治体による情報提供]
宮崎県
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/somu/kiki/volcano/sinmoe_funka.html
鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/bosai/saigai/h22/shinnmoe.html

[ライブカメラ]
気象庁火山カメラ画像
http://www.seisvol.kishou.go.jp/vo/32.php
NHK鹿児島放送局
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/volcano/shinmoedake/index.html

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◆ニュージーランドで大地震

 今週22日(火)の日本時間午前8時51分ごろ(現地時間午後0時51分ごろ)、
ニュージーランド南島のクライストチャーチ付近を震源とするM(マグニチ
ュード)6.3の地震が発生しました。この地震でクライストチャーチでは
ビルの倒壊など大きな被害が発生しています。

 M6.3という地震の規模は特に大きなものではありませんが、震源がク
ライストチャーチにかなり近い位置であったこと、震源の深さが5km程度と
浅かったこと、また、クライストチャーチが堆積層の上に位置し地盤が悪か
ったことなどから、かなり大きな揺れになった模様です。

 ニュージーランドは、オーストラリアプレートと太平洋プレートの境界付
近に位置する島国で、日本とよく似た条件であるといえます。
 クライストチャーチの西では、昨年9月4日にもM7.0の地震が起こっ
ています。今回の地震は、この地震の余震域の東端付近に位置しており、昨
年の地震の余震の一つであるという考え方も示されています。

東京大学地震研究所「2011年2月22日の地震について」
http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201009_nz/#20110222EQ
防災科学技術研究所「ニュージーランド南島で2011年2月22日に発生した地
震」
http://www.bosai.go.jp/news/report/20110224_01.pdf

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◆スギ花粉の飛散急増中

 ことしは1月の低温の影響でスギ花粉の飛散開始が例年より遅れていたの
ですが、先週末ごろから九州の広い範囲でスギ花粉の飛散がいよいよ始まり
ました。
 そして、今週に入ってからは気温が高くなっているため、所によっては飛
散が急激に増え、すでに非常に多くなっているところがあります。

 今週末にかけては、気温が高い傾向が続くため、スギ花粉が飛散しやすく
なる見込みです。
 花粉症の方は十分ご注意ください。

tenki.jp「花粉情報」
http://tenki.jp/pollen/

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◆第2回桜の開花予想

 今週23日(水)に日本気象協会から、ことし2回目の桜の開花予想を発表し
ました。九州・山口の予想開花日は以下のとおりとなっています。

         予想開花日  平年比
     下関市 3月25日頃 4日早い
     福岡市 3月23日頃 3日早い
     佐賀市 3月24日頃 2日早い
     長崎市 3月22日頃 3日早い
     大分市 3月25日頃 2日早い
     熊本市 3月22日頃 2日早い
     宮崎市 3月21日頃 4日早い
    鹿児島市 3月22日頃 4日早い

 宮崎市の3月21日頃は、高知市と並んで、全国でもっとも早い予想開花日
となっています。
 日本気象協会発表の桜の開花予想は、来週以降、毎週水曜日に最新のデー
タを反映し発表します。次回発表は3月2日(水)です。

tenki.jp「桜の開花予想<第2回>」
http://tenki.jp/sakura/expectation

--------------------------[これからの天気]--------------------------
 今週のポカポカ陽気から一転、来週は寒くなりますからご注意を。
 25日(金)は午前中、九州北部で雲が多いほかは、全般に晴れ。26日(土)は
次第に雲が広がり、27日(日)から28日(月)にかけて各地で雨が降る見込みで
す。
 週末にかけてはとても暖かいですが、来週、ちょうど3月に入るころから
冬の寒さがぶり返しそうです。

※今週は「お天気の豆知識」「お天気屋のつぶやき」はお休みしました。
                                (ま)
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  日本気象協会九州支社 http://www.jwaq.gr.jp/

 ご意見・ご質問などは jwaq-mag@jwaq.gr.jp までご遠慮なくどうぞ
   配信の登録・停止などは
   http://www.jwaq.gr.jp/jwaq_new/mag/mag_toroku.html をご覧下さい
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2011年2月17日 (木)

木曜日にメルマガ,雨あがる

 

ども,ちょっとばたばたで,更新遅れの(た)です.
ともあれ,新燃岳方面の雨も土石流を引き起こさず一息です.
さて,そのあたりも含め(ま)のメルマガです.
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        お天気Magazine九州               2011.2.17号
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◆新燃岳 小林で噴石による被害

 新燃岳では、11日(金)午前11時36分と、14日(月)午前5時07分に爆発的噴
火が発生し、これで爆発的噴火は計11回となりました。

 14日の爆発的噴火では、新燃岳から南西に約3kmの湯之野で 332パスカル
の空振が観測されました。これは、1日午前7時54分の爆発的噴火で観測さ
れた 458Paに次ぐものです。

 また、この爆発的噴火の際には、新燃岳の北東に当たる小林市で直径 1.5
~5cm程度の噴石が降り、車のサンルーフや太陽熱温水器のパネルが割れる
などの被害が発生しました。当時、新燃岳上空では南西の風が吹いており、
その風に乗って噴石が小林市方面へ流れたものと見られます。

宮崎日日新聞「小林で噴石被害82件 3日ぶり爆発的噴火」
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=35695&catid=427&blogid=16
「噴石とがり重さも 人的被害危険増す」
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=35730&catid=427&blogid=16


◇土石流に警戒を

 新燃岳周辺では、10日(木)~11日(金)と、14日(月)、さらに16日(水)夜か
ら17日(木)にかけて、雨が降りました。

 新燃岳南東側の都城市や高原町では、多量の灰が積もっているところがあ
り、降雨時には土石流の恐れがある状況となっています。

 今後も周期的に天気が変化し、次は20日(日)ごろに雨が降ることが予想さ
れるため、引き続き雨量などに関する情報に注意が必要です。


◇火山噴火予知連絡会 新燃岳の火山活動に関する検討結果

 今週15日(火)の火山噴火予知連絡会で、新燃岳の火山活動について検討が
行われました。

 新燃岳では、今回の火山活動が始まった1月26日から27日にかけて、大量
の火山灰などを放出しました。その後もほぼ連続的に火山灰を放出していま
したが、2月9日ごろから噴火は断続的となり、11日と14日に爆発的噴火が
発生した以外は、噴火の頻度は低くなっています。
 また、火口に出現した溶岩の蓄積量もほとんど変化が見られなくなってい
ます。

 この新燃岳の状況やGPSなどの観測データから、新燃岳に供給されるマ
グマの量は、現在、低下しているものと推定しています。
 爆発的噴火は続くものと予想されますが、当面は1月26~27日のような多
量の火山灰などを放出する噴火が発生する可能性は低くなっているものと予
想しています。

 ただ、再び多量のマグマが新燃岳に上昇すれば噴火活動が活発化する可能
性があり、今後も注意深く監視する必要があるとしています。

気象庁からの報道発表資料
http://www.jma.go.jp/jma/press/1102/15a/yochiren110215-1.pdf


[気象庁発表の火山情報]
火山活動解説資料など
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/volcano.html
火山の状況に関する解説情報
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/kaisetsu.html
噴火に関する火山観測報
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/gensho.html

[自治体による情報提供]
宮崎県
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/somu/kiki/volcano/sinmoe_funka.html
鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/bosai/saigai/h22/shinnmoe.html

[ライブカメラ]
鹿児島県姶良・伊佐地域振興局(つながりにくいことがあります)
http://kirishima-live.jpn.org/index_live.htm
気象庁火山カメラ画像
http://www.seisvol.kishou.go.jp/vo/32.php
NHK鹿児島放送局
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/volcano/shinmoedake/index.html

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◆真冬の寒さ戻る

 先週後半から今週初めにかけて九州・山口は厳しい寒さに見舞われました。

 まず、10日(木)夜は、九州の南海上を通過した低気圧の影響で、山沿いで
雪。
 続いて11日(祝)夜から12日(土)にかけては、対馬海峡で発生した低気圧が
発達しながら山口県付近へ進んだため、九州北部・山口県を中心に広範囲で
雪。特に低気圧が直撃する形となった山口県では雪が強まり、山口市では12
日(土)の昼頃、最大で14cmの積雪が観測されました。また、九州や山口県の
北部沿岸部では雪を伴った暴風が吹き荒れました。
 13日(日)にはいったん小康状態になったものの、14日(月)には再び九州の
北と南に発生した低気圧の影響で、山沿いでは雪。そして、北部沿岸部では
14日夜はまた暴風となりました。

 2月に入り、暖かい日が続いていただけに、一段と厳しく感じられる寒波
となりました。

読売新聞「九州・山口に積雪、交通に乱れ・小倉競馬も中止」
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110212-OYS1T00364.htm

------------------------[お天気屋のつぶやき]------------------------
 今週14日(月)の夜、テレビ各局が、東京で突然降りだした雪のニュースば
かりになりました。
 夕方に気象庁が出した情報では、23区内では積雪しない見込みだったのに、
夜になってどんどん積もりだしたというのです。(といっても大手町の積雪
は2cmどまりでしたが)

 当日は、関東の南海上を低気圧が通過する典型的な「南岸低気圧」パター
ン。気象庁は、当初、23区内では夜でも気温が5度ぐらいあると見て、雨が
主体だと見ていたのですが、実際には1度ぐらいまで気温が下がったため、
雪になってしまったとのこと。
 南岸低気圧で、雪が降るのか?それとも雨が降るのか?というのはなかな
か難しいことが多いもの。しかも東京23区内でという狭いエリアで予想をす
るのは、やはり難しいものだと感じさせられました。

 それにしても、東京で雪が降ると、すぐに全国向けに臨時ニュースが始ま
るんですねぇ。あの夜は、NHKで雷についてのおもしろい番組の再放送が
予定されていたのですが雪のニュースのために延期に。しかも番組のホーム
ページを見たら、次の再放送日は3月22日。遠すぎる…。
 
再放送が延期になったワンダーワンダー「見えない雷 2万分の1秒の世界」
http://www.nhk.or.jp/wonder/program/55/index.html

--------------------------[これからの天気]--------------------------
 週末も九州南部を中心に天気が崩れる見込みです。
 18日(金)は天気は回復し、次第に晴れ。しかし、19日(土)は九州南部から
次第に雲が広がり、20日(日)は、九州南部を中心に雨が降る見込みです。
 新燃岳周辺では土石流に注意が必要です。
 しばらくは強い寒気の南下はありませんが、18日(金)は北風が少し冷たく
感じられそうです。

※今週は「[お天気の豆知識」はお休みしました。
                                (ま)
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  日本気象協会九州支社 http://www.jwaq.gr.jp/

 ご意見・ご質問などは jwaq-mag@jwaq.gr.jp までご遠慮なくどうぞ
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   http://www.jwaq.gr.jp/jwaq_new/mag/mag_toroku.html をご覧下さい
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        お天気Magazine九州               2011.2.10号
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◆新燃岳 土石流に注意を

 宮崎・鹿児島県境に位置する霧島山(新燃岳)は、活発な活動を続けていま
す。爆発的噴火は先週3日(木)午前8時09分の9回目のものを最後に発生し
ていませんが、噴火を繰り返しています。

 9日(水)に行われた上空からの観測によると、火口内に蓄積された溶岩は
直径 600m程度で大きな変化は見られないとのことです。

 新燃岳は今後も大きな噴火をする恐れがあり、火口から概ね4kmの範囲で
は大きな噴石に、また火口から概ね3kmの範囲では火砕流に警戒が必要です。

 新燃岳周辺では10日(木)夜から11日(金)未明にかけて、1時間に5ミリ、
総雨量15ミリ程度の雨が予想され、土石流に注意が必要です。
 さらに、来週14日(月)にもまとまった雨が降ることが予想されます。


◇新燃岳噴火に伴う土砂災害の緊急調査の結果

 4日(金)に国土交通省から、霧島山(新燃岳)噴火に伴う土砂災害に関する
緊急調査の結果が公表されました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000290.html

 それによると、1月29日のの調査時点で、新燃岳から南東方向に宮崎県の
海岸部にかけての広い範囲で1mm以上の灰が堆積、さらに新燃岳から南東に
約20km程度の地域では1cm以上の灰の堆積があるとのことです。

 この灰の堆積の状況をもとに、土石流による被害のおそれが高まっている
と見られる土石流危険渓流として、宮崎県都城市と高原町内の計35か所が抽
出されました。

 また、避難のための参考基準として、2000年の三宅島噴火の際に、時間4
mmの降雨で土石流が発生した事例があるため、時間4mm以上の強さの降雨が
予想される際には、土石流による被害のおそれがあるとしています。
 ただし、この雨量基準については、今後の降雨と土石流の発生状況に応じ
て見直しを行う予定です。


◇霧島山(新燃岳)上空の風 時系列予測を提供

 日本気象協会九州支社では、降灰などへの対応に役立てていただくため、
霧島山(新燃岳)上空の風向・風速の時系列予測を公開しています。

 パソコンからは、「お天気Web九州」( http://www.jwaq.gr.jp/ )内の
お知らせをご覧ください。
 携帯電話からは、NTTドコモ、au、ソフトバンクの公式サイト「気象
協会晴曇雨」をご覧ください。


[気象庁発表の火山情報]
火山活動解説資料など
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/volcano.html
火山の状況に関する解説情報
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/kaisetsu.html
噴火に関する火山観測報
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/gensho.html

[自治体による情報提供]
宮崎県
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/somu/kiki/volcano/sinmoe_funka.html
鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/bosai/saigai/h22/shinnmoe.html

[ライブカメラ]
鹿児島県姶良・伊佐地域振興局(つながりにくいことがあります)
http://kirishima-live.jpn.org/index_live.htm
気象庁火山カメラ画像
http://www.seisvol.kishou.go.jp/vo/32.php
NHK鹿児島放送局
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/volcano/shinmoedake/index.html

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◆来週初めにかけて大雪に注意!

 2月に入ってから暖かい日が続いてきましたが、来週初めにかけては一転
して雪や寒さへの注意が必要です。

 まず、10日(木)夜は九州の山沿いで雪が降り、積雪のおそれ。
 さらに11日(祝)夜から12日(土)にかけては九州北部を中心に雪。九州北部
は平野部でも雪が積もるおそれがあります。また、北寄りの風がたいへん強
く、荒れた天気となることが予想されます。
 また、14日(月)も雨や雪が降る見込みです。

 このほか、近畿、東海、関東など太平洋側の地方でも、12日(土)にかけて
と、14日(月)に雪が降り、積雪の恐れがあります。

 来週初めにかけて、全国的に交通機関などに大きな影響が出るおそれがあ
りますので、お気をつけ下さい。

最新の気象情報は、「お天気Web九州」
http://www.jwaq.gr.jp/
をご覧ください。

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◆花粉飛散開始遅れる

 例年、九州では2月初めからスギ花粉の飛散が始まりますが、ことしはま
だ本格的な飛散が始まったところはありません。これは、1月のたいへん厳
しかった寒さが影響しているものと見られます。

 来週初めにかけては、気温が低くなるため、スギ花粉の飛散は引き続きほ
とんどないものと予想されます。
 ただし、来週後半以降、寒さが緩むと、いよいよスギ花粉の飛散が始まる
可能性がありますので、花粉症の方はお気をつけ下さい。

tenki.jp 花粉情報
http://tenki.jp/pollen/

------------------------[お天気屋のつぶやき]------------------------
 新燃岳の火山活動が活発になってから2週間。この間に、大量の降灰や空
振などによる被害が発生しました。そして、降灰によって起こる土石流につ
いて、注意が必要な状況になってきました。

 降灰に伴う土石流といえば、九州では雲仙普賢岳の噴火に伴って発生した
土石流が思い出されます。
 長崎県南島原市の「道の駅みずなし本陣」横の「土石流被災家屋保存公園」
には、平成4年8月の土石流により被災した家屋、11棟が保存されています。
 私も訪れたことがありますが、平均 2.8mも土砂や石で埋没しているとい
う家屋は、土砂の上からやっと屋根が見えるというような信じられない状況
になっています。

 今回の新燃岳噴火については、今のところ、どの程度の雨が降ればどの程
度の土石流が起こるのかはっきりせず、今後の状況を見ながら、避難を判断
する基準や、大雨や洪水の警報・注意報の発表基準の変更などが行われてい
くものと見られます。
 霧島山周辺は湿った空気がぶつかって雨雲が発達しやすく、これからの季
節は激しい雨が降ることが多くなっていきます。
 引き続き新燃岳の噴火に備えるとともに、土石流災害に対しても長期間に
わたり十分に注意・警戒をしていく必要があります。
 
道の駅みずなし本陣「土石流被災家屋保存公園」
http://www.shimabara.jp/mizunashi/boulder/index.htm

--------------------------[これからの天気]--------------------------
 来週初めにかけて雪に注意を。
 上記の「来週初めにかけて大雪に注意!」の通り、来週初めにかけて大雪
のおそれがあります。また、12日(土)と14日(月)を中心に厳しい寒さとなり
そうです。
 全国的にも広い範囲で大雪が予想されます。私立大学などの入試のシーズ
ンにも当たっていますが、交通機関などに大きな影響が出るおそれがありま
すので、十分ご注意ください。
 また、いったん暖かさに慣れた後だけに、急な気温の変化で体調を崩した
りしないようにお気をつけ下さい。

※今週は「[お天気の豆知識」はお休みしました。
                                (ま)
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2011年2月 3日 (木)

木曜日にメルマガ,霧島(新燃岳),桜,などなど

ども,この一週間新燃岳でばたばたの(た)です.
現場担当の(ま)は,もっと多忙でしたが.

さて,新燃岳の情報と,ちょっとほっとしたところでは桜の開花予想です.
(ま)のメルマガをどうぞ.

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        お天気Magazine九州               2011.2.3号
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◆新燃岳噴火続く

 宮崎・鹿児島県境に位置する霧島山(新燃岳)は、たいへん活発な活動を続
けています。霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベルは3(入山規制)が続いていま
す。

 霧島山では先週26日(水)から噴火が続いており、その中で今週3日(木)朝
までに9回の爆発的噴火が発生しました。
 1日(火)午前7時54分の爆発的噴火では鹿児島県霧島市の湯之野に設置し
た空振計で 458.4パスカルの空振が観測され、窓ガラスが割れるなどの被害
が発生しました。また、その際に、新燃岳火口から南西約 3.2km付近で、長
径70cm、短径50cmの大きな噴石が確認されました。

 上空からの観測では、新燃岳火口内に直径600m程度の溶岩が確認されてい
ます。

 火口からおおむね4kmまでの範囲では大きな噴石に警戒が必要なほか、火
口からおおむね3kmまでの範囲では火砕流に警戒が必要な状況が続いていま
す。また、降灰や火山れき、大きな空振、さらに雨が降る際には泥流や土石
流にも十分な注意が必要です。


◇火山噴火予知連絡会拡大幹事会の見解

 3日(木)に霧島山(新燃岳)の火山活動に関する火山噴火予知連絡会拡大幹
事会が開かれました。その見解として、当分の間は、現在と同程度の溶岩を
吹き飛ばす爆発的な噴火を繰り返すと考えられることが示されました。

 見解によると、GPS観測では、2009年12月から霧島山周辺では地盤の伸
びが観測されていましたが、噴火活動の活発化に伴い縮みに転じており、20
09年12月からの伸びの4分の3程度を解消したとのことです。ただし、1月
31日からは収縮が鈍化したままで、活発な爆発的噴火活動が続く状態になっ
ています。

 今回の火山活動は本格的なマグマ噴火であり、2年程度噴火活動が続いた
18世紀のマグマ噴火以来、約 300年ぶりのものであるとしています。

http://www.jma.go.jp/jma/press/1102/03a/yochiren110203.html


◇霧島山(新燃岳)上空の風 時系列予測を提供

 日本気象協会九州支社では、降灰などへの対応に役立てていただくため、
霧島山(新燃岳)上空の風向・風速の時系列予測を公開しています。

 パソコンからは、「お天気Web九州」( http://www.jwaq.gr.jp/ )内の
お知らせをご覧ください。
 携帯電話からは、NTTドコモ、au、ソフトバンクの公式サイト「気象
協会晴曇雨」をご覧ください。



[気象庁発表の火山情報]
火山活動解説資料など
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/volcano.html
火山の状況に関する解説情報
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/kaisetsu.html
噴火に関する火山観測報
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/gensho.html

[ライブカメラ]
鹿児島県姶良・伊佐地域振興局(つながりにくいことがあります)
http://kirishima-live.jpn.org/index_live.htm
気象庁火山カメラ画像
http://www.seisvol.kishou.go.jp/vo/32.php
NHK鹿児島放送局
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/volcano/shinmoedake/index.html

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◆日本気象協会 桜の開花予想発表!

 今週2日(水)に、日本気象協会から今年1回目の桜の開花予想を発表しま
した。それによると、九州各地の予想開花日は以下のようになっています。

         予想開花日  平年比
     福岡市 3月23日頃 3日早い
     佐賀市 3月24日頃 2日早い
     長崎市 3月23日頃 2日早い
     大分市 3月25日頃 2日早い
     熊本市 3月23日頃 1日早い
     宮崎市 3月22日頃 3日早い
    鹿児島市 3月23日頃 3日早い

 今年は冬の前半の気温がかなり低く、桜が順調に眠りから覚めていると見
られるほか、これから3月にかけての気温が平年並みか高めと予想されるた
め、全般に平年よりやや早い予想日となっています。
 開花予想の2回目は、2月23日(水)に発表の予定です。

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◆記録ゾクゾク 寒かった1月

 今週1日(火)に気象庁から1月の天候のまとめが発表されました。冬型気
圧配置が続き、特に西日本に強い寒気が流れ込みやすかったため、月平均気
温は九州北部、南部ともに平年を 2.7度下回り、平年よりかなり低い気温と
なりました。

 月平均気温は、鹿児島県屋久島で8.0度(平年比-3.0度)、種子島で8.3度
(同-3.2度)と、いずれも1月としては観測史上最も低い記録。山口県萩市や
長崎県平戸市、日田市でも観測史上第2位の気温の低い記録となりました。

 また、冬型気圧配置が続いたため、太平洋側を中心に降水量が少なかった
のも大きな特徴で、長崎県対馬市厳原と宮崎県延岡市は月降水量が 0.0mm、
このほかに熊本市で 2.5mm(平年比4%)、長崎市で 8.5mm(同12%)、鹿児島
市でも 8.5mm(同11%)など、1月の降水量の少ない記録を更新したところが
相次ぎました。

 月最深積雪は、元日に25cmの積雪を観測した鹿児島市が、1月としては観
測史上第2位の記録となりました。

気象庁「1月の天候」
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/stat/tenko1101.pdf

------------------------[お天気の豆知識]----------------------------
【18世紀の新燃岳噴火】
 3日の火山噴火予知連絡会拡大幹事会見解では、今回の新燃岳の噴火が18
世紀の噴火以来、約 300年ぶりの本格的なマグマ噴火であることが示されま
した。
 その18世紀の噴火がどのようなものであったのか、気象庁ホームページに
よると次にようになっています。

1716(享保元)年3月11日 噴火(新燃岳): 2ヶ所から噴火。噴火は水蒸気爆
発。

1716(享保元)年11月9日 噴火(新燃岳): 周囲15kmの地域内の数ヶ所から噴
火。火砕流が発生。死者5名、負傷者31名、神社・仏閣消失、消失家屋600
余軒、牛馬405 頭死。

1717(享保2)年2月7日 噴火(新燃岳): 2月7~10日までの4日間続く。

1717(享保2)年2月13日 噴火(新燃岳): 9時から12時にかけて噴火が発生。
その間に付近の田畑が粗粒火砕物で、10~20cm埋まる。2月17~21日まで連
続して、高温の火砕物の降下。

1717(享保2)年9月19日 準プリニー式噴火(新燃岳): 火砕流発生。1716年
3月からの噴火で最大規模。

気象庁「霧島山 火山活動の記録」
http://www.seisvol.kishou.go.jp/fukuoka/505_Kirishimayama/505_rireki.html

--------------------------[これからの天気]--------------------------
 来週にかけても暖かい日が多くなりそうです。
 4日(金)は、九州の南を前線が通過するため、九州の南部を中心に雲が多
くなり、一時雨が降るところも。その後、週末は全般に晴れ間が多くなる見
込みです。
 九州ではまだスギ花粉の飛散は始まっていませんが、今後、暖かい日が続
き、スギ花粉が飛散し始めることが予想されますので、お気をつけ下さい。

※今週は「お天気屋のつぶやき」はお休みしました。
                                (ま)
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